男子チューボーに入るべし！

こだわりポイント

お子様が独立し、お孫さんも誕生と、人生の転換期を迎えていらっしゃいました。環境を変えてシンプルな暮らしをしたいと考えるものの、設備が古くなり、モノは溢れ、どうしたらよいものか…と悩まれておりました。

特に悩まれていたのが、キッチンでした。献立を考えたり調理の段取りをしたり…これからもっと美味しい料理を作りたい。そしてお孫さんと一緒に料理をしながら会話を楽しみたい。そんなご希望がおありだったN様のキッチンは、収納場所が足りずモノが溢れている状態でした。

そこでキッチンの裏側にあった旧和室の押入れ部分を台所空間に取り込み、キッチンの収納スペースに変更。調理道具や調味料はあえて“見せる収納”にすることで、使う・しまうをスムーズに。

奥にはN様が描いた絵を飾り、ギャラリーのようにしました。ただ調理するだけでなく、腰掛けてコーヒーなどを飲みながらくつろげる空間を目指しました。

旧和室は畳を撤去し、バリアフリーに。掃き出し窓には二重サッシを設置して、温度のバリアフリー化も図りました。

男性の一人暮らしということで、素材感のある工業的な空間を演出。アイアン吊戸やエキスバンドメタルでの間仕切り、そして正面はタイル仕上げで、クールな印象に仕上げています。

リノベーション後は、「このキッチンに立つと、“今日は何を作ろうか”と手が動くんです！何気ない日常が豊かになりました」とおっしゃっていただきました。収納場所が増えただけでなく、モノの場所がベストポジションに収まるようになったからでしょう。ご自身のアートを飾れる場所ができ、かっこいい空間に生まれ変わったことで、暮らしを楽しめるようになったようです。「自分のための暮らしの場は、楽しくあるべきですね！」とおっしゃっていた笑顔が印象的でした。

DATA

■住宅形態

マンション

■ご住所

神戸市中央区

■家族構成

おひとり

■工事価格

400万

キッチン	ザ・クラッソ（TOTO）
内窓	プラマードU（YKKAP）